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理論通りにはいかない現場のリアル。次世代経営者育成におけるMBA活用のポイント

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「After Hour Session」はエグゼクティブコーチ株式会社が運営するポッドキャスト番組。
当社従業員がメインパーソナリティを務め、様々なゲストとともに「経営やコーチングの今」をお届けしています。

このブログでは、番組の内容をわかりやすい記事にして紹介します。
第14回は
「MBAとコーチング」です。

サマリー
MBA在学中の木村さんに聞いた、MBAで学べることと職場で活かすコツ
・意思決定のための実践的学習ができる一方、現場には「教科書通り」にはいかない課題も
・学びの発揮機会を職場側が準備することや、コーチの伴走が強力な支援になる

それでは本編をお楽しみください。

MBA受講者の生の声

井上:今回はエグゼクティブコーチ社代表の出口さんと、アカウントマネジメント部の木村さんをお迎えしてお話を伺っていきます。

 

出口・木村:よろしくお願いします。

 

井上:木村さんは現在、MBA取得に向けて勉強を頑張っていらっしゃるんですよね?

 

木村:はい。2024年4月に入学して、もうすぐ2年です。このまま上手くいけば3月に卒業する見込みです。

 

井上:そんなMBA取得中の木村さんや経営者である出口さんに伺いたいのですが、色々な企業様から次世代経営者の育成というテーマでご相談をいただくことも増えているんですよね?

次世代経営者となり得る方々がMBAに送り込まれているという話も聞くのですが、実際にMBAで学んでいる木村さんの立場からはそうした取り組みの価値をどう捉えていますか?もしあれば限界ポイントなども教えていただきたいです。

 

出口:木村さん、色々と教えてください。

 

井上:まずは、MBAで学ぶことの効果はどこにあるんですか?

 

木村:私が通っている学校にも会社から言われてきている人が沢山いるので、皆さん期待されているのだなと思っています。MBAでは理論や知識を学ぶよりも、授業の形式としてはケーススタディやディスカッションが中心です。

座学ではなく、実際の会社の事例を用いて現実的な経営課題に対して「あなたが経営者だったらどう意思決定しますか?」といったことをずっと問われます。カリキュラム自体が知識を実践知に変換するようにデザインされていることを、入学前に想像していた以上に痛感しています。こうした学びはすごく意味があるのではないかと思っています。

 

井上:ケーススタディを通して実践的思考力や、理論と実践のつなぎ込みの部分が強化されるんですね。

 

木村:はい。とにかく意識決定を問われ続けるので、ケーススタディとはいえゴリゴリと実践させられます。

学びを仕事現場で活かすには?

出口:木村さんの場合は会社に要請されたからではなく主体的に学ばれていますが、学んだことをエグゼクティブコーチ社の中で活かしたり試したりする機会はありますか?

 

木村:授業で学んだフレームワークや考え方を自分のいる組織に落とし込んで考えるというのは、必ず心がけています。出口さんの立場だったら?と考えることもありますし、自分の立場で「ビジネスリーダーとして捉えるとどう使えるかな?」など色々な考え方をします。

 

出口:すごい!提言をドシドシお寄せください!

 

井上:良いですね。一方で、「ここはやっぱり教室の中だけでは難しいんじゃないか?」といった限界ポイントはありますか?

 

木村:様々な理論を理解した上でケーススタディでは色々な会社のことを勉強できるので知識はすごく積み重なっていきます。そしてそれを現場でも一部活かせるのですが、実践の場で一番痛感するのは「そんなに綺麗な理屈では現場は回らない」ということです。

働いている人という変数が大きく影響しますし、頭の中の理想通りにはいかないのでそこをどう乗り越えるか?という壁が必ずあります。もちろん乗り越え方も学ぶのですが、目の前でまさに起こっているビジネスの中で実践するのは難しいし胆力がいりますね。

 

井上:なるほど。

 

木村:やり切ろうというコミットメントがないことには形にならないという点も、2年間取り組んできた今でも引き続き課題だなと感じています。

 

井上:出口さんはこの意見を聞いてみてどうですか?

 

出口:強く共感します。一般的にも言われる通り、経営に限らずマネジメント全般は常に矛盾を抱えながら成果や利益を出していくわけです。

人の気持ちに配慮するシーンもあれば、一定無理にでも進めなければいけない局面もあるので、定型的なフレームにはめてロジカルに正解が弾き出される世界ではないなということは私も日々痛感しています。

フレームにはめて思考を整理することは非常に重要だと思うのですが、それを実際にやってみて振り返るという内省や経験学習をいかに精度高くできるかが大切だなと思っています。

私たちは外部コーチという形でそうした内省の時間を半ば強制的にクライアントの皆様に提供していますから、学びをしっかりと血肉化して職場での成果に繋げていただく部分を強力に支援していきたいなという思いを改めて強く持ちました。

 

井上:やったことを振り返り内省して、そしてまたアクションに繋げていく必要がありますよね。次世代経営者候補の方々はお忙しくされている中でさらにコーチングを受ける時間を割いてくださっているので、より一層しっかりとご支援をしていきたいですね。

出口さんのお話をふまえて、木村さんはいかがですか?

 

木村:学校で学んでいるときには同じ温度感を持った仲間たちが周りにいるので、「こういうこともやりたいね」と前向きな気持ちを交換できます。ただ現場に戻ると、実際はそういう仲間ばかりではないのが現実です。

仲間づくりも含めて自分が行動を起こしていかなければいけないのはもちろんですが、この部分で学校の仲間たちも試行錯誤したり苦しんだりしているように感じます。そこに第三者的な支援の力があると、学びを実践に変えていく時にエンジンになるんじゃないかなと思います。

会社やコーチが“実践”まで見届けられる伴走機会となろう

出口:「学びをどこでアウトプットするのか?」から逆算をして考えることはめちゃくちゃ重要ですよね。最終的には所属している組織の中でどう立ち回り成果を上げていけるのかが大事なので、学ぶ人の意識もそうですし、会社に戻った時に学びの発揮機会が事前に準備されているか?といった全体感が必要です。

それがないと、「勉強になったな」で終わってしまうのでもったいないと思います。

 

井上:特に社会人になってからの学びについては、学んだ後にどう実践するかまでがセットですよね。あらかじめそれを自分で意識したり、会社側が用意しておくのは大事ですね。

学校には仲間がいてもそれぞれの場所に帰った時に孤独感が生まれてしまうという木村さんのお話もすごく想像がついたので、コーチのように相談や壁打ちができるパートナーがいることはきっと頼もしく心強いのではないかと思いました。

 

木村:これは私の解釈ですが、MBAで学ぶのはこれまでの時代の中で成功してきた企業の事例を元にしているので、今この瞬間の時代の話かというとそうではないし実際に世界観はあまりにも変わっていると思います。

基本の考え方は使えてもそれだけでは勝てない世界が現場なので、今のビジネスリーダーの苦しさをすごく感じています。そこに対してもう一歩、外的な力を加えられる存在が重要なのではないかと思います。

 

井上:大きく世の中が変わり、ビジネスの考え方も変わって、求められることも変わっていますもんね。知識をもとに「今どうしようか?」と言う点でコーチと一緒に考える時間を沢山の企業様に提供していきたいですね。

 

木村:そうですね。

 

井上:本日も最後までお聴きいただきありがとうございました。
次回も少し肩の力を抜いてお付き合いください。

 



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